メンテナンス費
標準木造住宅 | [外壁]10年ごとのコーキングメンテナンス、15年で再塗装。 [屋根]30年で葺き増しなど。 |
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レンガ積みの家 | [外壁]耐用年数3100年のレンガは、メンテナンスも不要。 [屋根]軒天、破風は15年で再塗装。 |
トップページ性能と安心
800℃以上で30分加熱
外壁に12,000個ものレンガを使用した「レンガ積みの家」。1150℃の高温で焼き上げられたレンガの壁は耐火性が高く、表面を800℃以上で30分加熱しても内側の構造体は常温を保っています。また、真夏の日照実験では、レンガの壁の外側と内側で約10℃もの温度差が確認されました。
外からの輻射熱
(赤外線)を反射
さらに、このように優れた断熱・耐火性を持つレンガの壁の内部に、遮熱シート・タイベック®シルバー※を施工することで、「レンガ積みの家」は驚異的な遮熱性(赤外線反射率約85%/赤外線放射率約15%)を実現。夏は屋外(外装材)からの輻射熱(赤外線)を反射して室内を涼しく、冬は屋外への熱の放射を抑えて室内を暖かく保ちます。
※【タイベック®シルバー】高密度ポリエチレン不織布・タイベック®にアルミニウムを蒸着させ、さらに繊維の一本一本にアルミニウムの劣化を防ぐ抗酸化樹脂コーティングを施した、高い耐久性を持つ遮熱シート。
東京大学地震実験棟で行われた実験の様子
レンガ積みといっても昔と現在とでは、その工法に大きな違いがあります。かつての「レンガ積みの家」は躯体にレンガを積み上げて、モルタルでただ接着する方法が一般的でした。レンガ躯体は熱膨張や地震の揺れなどによって一つ一つのレンガが異なった動きをするため、大きな地震などが発生した場合に崩壊し損傷してしまう問題があったのです。
現在のレンガ積みは昔の工法とは異なり、地震などの外力の影響を受けない非耐力壁となっています。独立したレンガを躯体から30mm離し、特殊なウォールタイで固定。レンガの外壁と躯体の間に空気層を設けることで、躯体にかかる荷重負担をなくし、地震の際の衝撃により外壁が躯体に与えるダメージも回避しています。また、この工法による「レンガ積みの家」は、多くの構造的実験・検討の結果、地震や火災などに対しての安全性が実証されています。
地震の多い日本の建物で、何より求められるのが耐震性です。「レンガ積みの家」では、レンガの基礎からつながる縦筋に横筋を通し、耐震性の高い躯体と連結させることで、壁そのものを強固な構造体に。レンガを固定する金物などにもすべてステンレスを使用し、より高い耐久性を実現しました。
厚さ70mmものレンガの壁が、優れた防音性を発揮。外部からの騒音をシャットアウトし、静かで快適な居住空間をもたらします。また、室内からの音も外部に漏れにくいため、近隣を気にすることなくピアノなどの楽器の練習に打ち込むことができます。
上/レンガ 厚さ70mm
下/一般的な外壁材 厚さ20mm
岐阜県立森林文化アカデミー
(木材開放試験室)
2階建ての場合、1階の柱の部分に設置
地震大国・日本で安心して暮らすために、住まいに本当に必要な性能とは何か?建築基準法の耐震基準さえクリアしていれば、家族の生命や資産を守ることができるのか?…そんな疑問から導き出されたのが、制振という答えです。制振とは地震の衝撃を和らげ、建物の揺れを軽減させようという考え方。高度な技術を結集した木造住宅用制振装置「evoltz」を設置した住まいは、建物への衝撃(地震エネルギー)を吸収することができるため、地震による建物の損傷が軽減し、繰り返される余震にも有効。耐震だけでは補えなかった性能をカバーし、大切な住まいと家族を守ります。
「evoltz」は、自動車用ショックアブソーバーの技術を応用した本体に、同じく自動車用マフラーの技術を応用したテクニカルブレースを連結。本体は世界の自動車メーカーに選ばれるドイツの名門BILSTEIN/ビルシュタイン社、テクニカルブレースは国内のマフラーメーカーの最高峰FUJITSUBO/藤壺技研工業が担当し、世界レベルの高性能・高品質を実現しました。
極めて小さな揺れから確実に働く、「超バイリニア特性」。
「evoltz」は、建物の構造部材が損傷する前に大きなブレーキをかけ、制振するのが特徴。つまり、建物にかかる衝撃力(加速度)を大きく和らげ(吸収し)、建物を守ることができるのです。この制振性をより高度にする技術が「超バイリニア特性」。オンリーワンの技術として、特許を取得しています。
家屋にかかる費用=建築費だけではありません。建築費はその後、家屋に対して支払うことになるトータル金額からすれば、ほんの一部。実際には、ランニングコスト(光熱費やメンテナンス費など)、税金、各種保険、リフォーム費、建て替え費など、長年にわたり住み続けることでさまざまな費用がかかります。一生の中で家屋に対してどれくらいの金額を支払わなければならないのかをきちんと把握し、「年単価※」の経済的な家を建てることこそが、長い目で見た時にお得といえるでしょう。ランニングコストの面から標準的な木造住宅と比較してみると、耐久性や断熱性などに優れた「レンガ積みの家」はとても経済的なことが分かります。
※【年単価】家屋の一生にかかる金額の中で、一年あたりにかかるコスト。
標準木造住宅 | 夏は暑く、冬は寒い。冷暖房の費用がかかる。 |
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レンガ積みの家 | 高い断熱性と気密性で、冷暖房に頼らず快適。 |
標準木造住宅 | [外壁]10年ごとのコーキングメンテナンス、15年で再塗装。 [屋根]30年で葺き増しなど。 |
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レンガ積みの家 | [外壁]耐用年数3100年のレンガは、メンテナンスも不要。 [屋根]軒天、破風は15年で再塗装。 |
熱伝導率の低い樹脂サッシと、2枚のガラスの間にアルゴンガス入りの16mmの空気層を設けたLow-E複層ガラスの組み合わせにより、一般的なアルミサッシと比べて約3倍の高い断熱効果を実現。雨、風、音の侵入もしっかりと防いで、快適な居住空間をつくり出します。